変化

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人は急激な変化を嫌う

熱すぎるお湯に浸かろうとして飛び込んでも
人は拒否してしまう。

温度の上がり方が早すぎると
温度センサーが先を予測してこれはヤバイ!
もとに戻せ、回避しろと命令を出す。

急すぎる変化だと拒否してしまう。

明るいところで電気が急に消えたら
お!なんだ?何かあったのか?と思うだろう。

逆に、緩やかな変化だと
人は気づかないものだ。

ゆでガエルの例は有名だが、
少しずつ強度をあげていくと
人は全く気づけない。

例えば、空の明るさが緩やかに暗くなっていくと
いつの間にか暗くなっていても
人はなかなか気づかないものだ。

そういえば外はもうこんなに暗くなってる
という経験は誰しもあると思う。

変化なんてわかるでしょ、
と思いがちだが意外と気づけないものだ。

脳トレでもなんでもなく
わからないものは構造によるものだ
というのが僕の立場だ。

トレーニングや勉強に応用する

・急な変化は人は拒否する
・緩やかな変化には気づかない。

この構造をなんとか僕らにとって
良いことに応用できないものか。

多くの場合、
ダイエットを意気込んで3日で投げ出してしまう
その原因は、変化が急激すぎるからだろう。

今日から毎日1時間走るぞ、がんばるぞ。
意気込みは結構なのだが、
これまで運動してこなかった人が
1時間も走るなんてきつすぎる。
外に出るだけでも、運動着に着替えるだけでも
精神的に一苦労だろう。

筋トレも、
ムキムキになるぞ、と夢を抱くのはいいが
急に重すぎるダンベルでトレーニングしても
辛いし、持ち上がらないし
ケガの恐れもあるし、
何よりモチベーションが続かない。

わからないくらいの変化を習慣化する

ゆでガエル理論をプラスに応用するには
「気づかないくらいの小さな変化」を
積み重ねるといい。

ベビーステップと呼ぶ人もいるが
楽でほとんど意味がないだろう、
というくらいの変化。

先程のダイエットでいうと
着替えて外に出る。
というだけでもいい。

それが習慣になると、
10分歩く、
12分歩く、
調子がよかったら15分歩く、
面倒だなと思っても外には出る。

そうやって、とにかく続けているうちに
それが習慣となる。

習慣となってしまえば外に出るのも楽なので
ちょっとずつちょっとずつ時間を大きくしていけばいい。

ちょっとやりすぎたかな?
ちょっと不快感があるな、と思ったらすぐに
快適に頑張れる程度の負荷まで戻す。
とにかく習慣を途切れさせてはいけない。

途切れさせてしまうと
サボる習慣が今度は芽を出し始めるからだ。
それだけは阻止しよう。

波を描きながら

習慣で外に出るのが当たり前になったら
今日は調子が良いからもっとやろう
今日はやる気が起きないから着替えてちょっと歩いたら帰ってこよう
とか、ちょっと頑張ったり、ちょっとずるしたり
スピードをあげたり下げたりしながら
ムリのないように頑張っていく。

無理しすぎると、
「この前頑張った分、今日はサボってもいいよな」
とサボるときの理由にもなってしまう。

無理のないように、
並を描きながら、ちょっとずつちょっとずつ変化していく。

それが目標達成のコツだ。

荒波を立てないように
緩やかに、平然と、
でも途切れさせずに淡々とやっていこう。

勝者の特徴

ギャンブルでもトレーダーでも
大勝ちしている人は大抵負けていて、
コツコツと小さな利益を積み上げていく人だけが
生き残ってるはずだ。

勉強にしても
「脅威の記憶テクニック」を知ってる人よりは
誰でも知ってるような基本を
コツコツ淡々と復習してる人のほうが成績も良い。

爆発的に儲けたビジネスが
ずっと永く続いている例はあまり聞いたことが無い。
長く生き残る企業はコツコツと小さな信頼と利益を
積み上げていっている企業だろう。

買い物にしても、
ちょっとしたお得情報にすぐに反応する。
そういう人で賢く買い物をしている人は見たことがない。
新商品に飛びつかない、
目移りしない、衝動買いもしない。
一時的な変化には動じない。
ただ自分に必要なものだけを淡々と買う人。
そういう人が賢い人だろう。

どこの世界でも本質は同じだと思う。
目の前の快楽(「努力による大きな変化」という妄想)
に飛びつかず、小さな大切なことを淡々とやる。

ゆでガエル理論。
自分の生活にどう活かせるだろうか。

それではまた。

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